- 武内一広
歯の検査って何するの?
最終更新: 2月25日
川越市の歯医者さん、一デンタルパーク武内です。
2月も気づけば中頃となりもうすぐ春ですね。 寒かった日も少しづつ少なくなっている感じがします。
今まで、細菌や歯垢のお話をして行きましたが、今日は
「そんな細菌や歯垢を歯医者さんではどのようにチェックしているか」
これを、お話しします。
お体の検査と同じように、いろいろな方法をうまく組み合わせて行っています。
その中でも特に重要なのが、
1 歯周ポケットの深さ
2 歯がグラグラするか
3 歯垢が残っていないか?
この3つをよくチェックしています。
これら3つの項目は歯周基本検査という検査の中に含まれており、歯医者さんでは一般的な検査です。
検査自体は、細い器具で歯ぐきをなぞってチェックします。
この検査結果を使用してその患者様のお口の状態を数値化します。
検査はどのような基準を持っているか
ということについてお話します。
歯周ポケットは健康な歯ぐきをお持ちの方でも、少し隙間があります。この隙間ははと歯ぐきの間にあり、深さでいうと、2mm〜3mmとほんの少ししかありません。
しかし歯周病と診断される時には、この歯周ポケットが4mm、5mm……10mmとだんだん深くなって行きます。
この状態の時には歯周病が発症していると考えます。
次に、歯がグラグラするかということですが、歯周病は歯ぐきと歯を支える骨の病気です。つまり歯の病気ではありません。
でも歯がグラグラ揺れてしまう時には歯を支える骨が痩せてしまっている可能性があります。
一度骨が痩せてしまうともう元に戻すことが難しいことになります。
最後に歯垢のチェックです。
歯周ポケットが深くなるのも、歯がグラグラするのも、元を辿れば全て歯垢=プラークが残ってしまうことから起こっています。
磨くことで取り除けるものがプラーク、硬くなってしまって取れないものが歯石であり、歯ブラシが上手に当たっていないことで細菌が起こってしまいます。
歯垢が多く残っている人ほど歯周病となっていることが多く、しっかりと管理できている人は歯周病の進行もとまります。
実際にはもっと多くの検査を行うことが通常です。
しかしこの検査は非常に一般的ですので、歯医者さんで行う検査として、レントゲンの検査の他に覚えておいて欲しいです。
お口は万病の元です。
これは細菌がとても多く起こってしまうことがわかっているからです。
自粛期間中に一度、ご視診の歯ブラシを振り返ってみてはいかがでしょうか?

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