カズデンタルブログ

【食事の味が変わります】お口の乾燥について

川越市の歯科医院、一デンタルパーク武内です。
昨日が仕事納めとなりまして、医院の大掃除を行いました。
毎日クルーが掃除をしてくれているおかげで、年末ならではの細かいところの大掃除をすることができました。
機会もお口も毎日のメンテナンスが大切だなーと改めて再確認しました。

 

今日は乾燥についてお話しします。
乾燥と言ってもいろいろあると思いますが、もちろん口の中の乾燥についてです。
ドライマウスと言われたりますね。

 

1 マスクをしているけど実はお口が乾燥していた??

寒い時期になると手が乾燥してしまって、水仕事の方にとってはなおつらい季節だと思います。
お口の中もお年とともに唾液の分泌量が低下することにより口が乾燥することがあります。
痛みを伴うものではないので自覚症状がない場合がほとんどで、歯科医院で検診をすることによって初めてわかるケースもあります。

この症状が強くなると、口腔乾燥症(ドライマウス)と呼ばれます。
しかし、こういった分かり易症状だけでなく、広い意味での口腔乾燥症は、唾液分泌の低下だけでなく、口が乾いていると自覚する症状すべてをさすことになります。

 

2 主な症状は?

軽度では主に口の中のネバネバ感、ヒリヒリする、むし歯・歯垢の増加、口臭も強くなります。
重度になると、唾液分泌量が低下し口腔内の乾きが進行し、強い口臭、舌表面のひび割れ、痛みで摂食障害、会話しづらいなどの障害も現れます。場合によっては不眠をきたすこともあります。

 

3 そもそも唾液とは何か?

平均的な唾液の分泌量は、一日あたり約1~1.5リットルで、口の中の唾液腺から湧き出し、口の中の食べかすを、消化器官へと洗い流してくれています。
また唾液には
抗菌作用
があり、口の雑菌の繁殖を防いでくれています。そのため、唾液が不足して口が乾くと、う蝕や歯周病にかかりやすくなり、また、口臭の原因にもなってしまうのです。

口の乾燥がひどくて、我慢できない場合には、一度ご相談下さい。

 

4 口腔乾燥の原因は?

口腔乾燥症は年齢も要因となりますが、他にもいくつかの原因や要因があります。

薬の副作用
糖尿病
シェーグレン症候群
ストレス
口呼吸
など様々あります。

 

5 どうやって対処したらいいの?

治療としては、生活の中で唾液が出なくなっている原因をお聞きしたり、口腔乾燥対策グッズを使って行きます
薬を飲むのをやめることは現実的には難しいですし、すぐに唾液が出てくるわけではありませんのでその方の様子を見ながら進めていいきます。

 

口腔乾燥対策グッズとしては、お口の保湿剤、保湿力の高い洗口液、保湿ジェル、保湿スプレーによる噴霧、夜間の乾燥を防ぐ保湿用マウスピースなどです。
また積極的に水分を補給するように心がけるのも、有効な方法です。

 

 

このように歯の治療とは全く違った対応が必要になります。
食べ物の味は、噛んで食べ物を細くし、唾液に混ざって溶けることで、舌で感じています。
唾液の量によって、今食べているお食事ももっと美味しくなるかもしれませんよ。

 

口が乾燥しないように、マスクをしている

 

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小児歯科、矯正歯科も受け付けています。
当院では歯ブラシができる子になるように一緒にがんばっています。


一デンタルパーク

2020年より川越市に開業しました。
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小さな悩みのうちに解消すると体にとっては優しい治療になりますね。
毎週火曜日は院内でセミナーもしていますので、通っていない方でも参加OKです。

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