むし歯
う蝕という病気
川越の歯医者、一デンタルパーク武内です。
寒さも一度和らいできましたね。
まだまだ冬真っ只中ですが、早く暖かくなるといいなと思います。
銀歯での治療
前回はむし歯の価値についてご説明しました。
治療をしても歯が減ってしまい、価値が上がることはないです。
また銀歯で治療することは長く持つ治療ですか?
もちろん価格も大切です。
大切ですが、歯という自分の体の一部と銀歯を交換することと考えると価値がつくとは思えません。
今回は価値を下げないようにするにはどうしたいいかと考えていきましょう。
治療が必要になるとき
むし歯になるには、食べ物、歯、細菌の3つが影響しています。
あなたのお口の中の細菌は
この中で、簡単に改善できるものはなんでしょうか?
歯ブラシによって改善できるものはなんでしょうか?
お口の掃除によって細菌の数を減らすことが一番のポイントになります。
つまりバイオフィルムを取り除くことでミュータンス菌そのものの量と数を少なくすることができれば歯を守れます。
その効果は、3つの柱のうちの1つがしっかりしてきます。
そのほか2つの要因にも対策が取れれば、もっと柱が強くなり崩れることはなくなります。
食事の見直し
食べ物に対してできることとしては、
食べ物の種類
食事の間隔
と言ったものがあります。
あまりにも多くおやつやつまみ食いをすること=ダラダラ食べることになりミュータンス菌が増えてしまいます。
砂糖を多く含む食べ物では、その粘着性で歯の表面にこびりつき、簡単には取れません。
それが栄養となりう蝕ができやすくなります。
フッ素の効果
歯へできることは、歯を溶けにくくすることです。
フッ素を取り込むことで、歯の表面が硬くなり、脱灰から守られます。
フッ素は食事に必ず入っている身近な元素で、歯磨き粉や洗口剤に入っているものを使用するといいでしょう。
当院では、歯科医院でしか販売していない歯磨き粉をご用意していますので来院の際にはご案内いたします。
まとめ
う蝕を作らないように=歯ブラシ頑張るだけでは、その他のこともケアをすることで、3本の柱を強くすることがあります。
このお口のバイオフィルムの除去にあたっての考え方は、20年、30年前の感覚がまだ残っている方が多く、もっと効果的にできることがあるのに、知らない人が多いです。
次へ続く
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