むし歯全身疾患(持病をお持ちの方)歯周病
心臓疾患
川越市の歯医者さん一デンタルパークです。
今日が2月の最終診療日です。
早いものでもう2021年の2ヶ月が終わります。
もうすぐ春らしい気温になるのではとワクワクしています。
心臓と口
今回は心臓とお口の関係についてお話しします。
えっ?歯医者さんで心臓の話?と思われるかもしれません。
でもお読みいただくと、納得できると思います。
お口の中の状況が、内臓、特に心臓にどういった関わりがあるのか簡単にわかるようにお伝えします。
心臓とは
まず、心臓ですが、生きていく上で非常に重要ですよね?
血液を全身に流すためのポンプの役割をしています。
生まれてから一度も止まることなく働き続けています。
しかし、日本の死因の第2位が心疾患であるように、デリケートな臓器であることは間違いありません。
心筋梗塞に代表される心疾患は、血管が詰まってしまうことで起こります。
つまりかたで、塞栓症と血栓症の2つに分けられますが、どちらも流れが悪くなることで起こります。
心疾患の原因の原因
ではなぜ流れが悪くなるかというと、
血管が硬くなる
流れている血液がドロドロとなる
ことが挙げられます。
血管が硬いと、細い血管内であっても流れが早いところと、流れが遅いところができてしまいます。その流れの違いが大きいところでは血液が淀んでしまい、つまりの血栓の原因となります。
流れている血液がドロドロの状態であれば、こちらも流れやすいところとそうでないところができますので、淀みができてしまいます。
このように、流れの滞留が起こることで血栓ができてしまいます。
心臓病と歯周病
この血栓ができるときに、血管内にもアテロームプラークという澱ができるのですが、このアテロームプラークにお口の中で見つかる歯周病原細菌が検出された報告があります。
歯が生えている顎の骨やその骨の周りにある歯ぐきにはもともと免疫力があります。
しかし、歯周病によって免疫力が低下すること、また不良なブラッシングによって、歯周病菌を含むプラークが、歯ぐきから体内へ進入します。
進入すると、血液に乗って全身を巡り、血液が淀んでいる場所で増えてしまいます。
この増えたものがこぶのように硬くなって血管をつまらせてしまうことが報告されています。
歯周病を放置することで
口の中の影響が他の臓器に与える影響は、小さく見積もられがちです。
もちろんこれは正しくて、実際に発症した状況ではいくらお口が汚いからいけないということがあっても、改善が必要な状況ではないからです。
まずはお体を回復させるための緊急手術や対処が必要になります。
しかし、体感的には急に起こる心筋梗塞であっても、必ず要因が潜んでいます。
そしてその要因には歯周病原細菌とお口がとても関わってきていることもわかってきています。
認知症も関係している
以前認知症とお口について取り上げた時も、噛めるということが脳に与える刺激にはとても大きな効果があり、歯が残っている本数によって認知症の発症リスクも高くなることがわかっています。
このように、現実には体の疾患が起こってしまったときにどうしようもできないということがあります。
しかし、何もない時、健康と考えているときにこそできることが多くあります。
歯周病を見つけましょう!
家族を心配させないために
ご自分だけではなく、歯科医療によってご家族を守ることにつながります。
お子さんのうちから歯科検診を受診していた方は、常に自分の健康を敏感に感じています。
悩みがないうちの歯科検診で、お体の問題まで改善していきましょう。
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一デンタルパーク
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