要注意な症状
要注意な症状その2【かけた】
こんにちは!
一デンタルパーク武内です。
いつも目を通していただいてありがとうございます。
急に歯が欠けてしまったことはありませんか?
食事のとき食べたら「バキっ」と音がして…
慌てて歯医者さんに行ったら、手のつけられない状態と言われて・・・
治療をしている歯でも、治療していない歯でも起こるのが、「歯がかける」です。
- 歯が欠けるのはなんで?
- 歯がかけるとどうなるの?
- 欠けた歯はどうやって治すの?
1 歯が欠けてしまうのはなんで?
歯は外側からエネメル質、象牙質、歯髄(神経)と3層の構造になっています。
余談ですが、歯が白っほい人はエナメル質が厚くて、黄色っぽい1は象牙質が厚いことが多いです。
もともとエナメル質はお茶碗のような焼き物(セラミック)のような硬さをしています。
これで歯の中を守っているような構造なのですが、ただ人生100年時代になり、歯の耐用年数も延びています。
徐々に細かなヒビが入ってきて、あるときお茶碗が割れるようにバキッとなってしまうことがあります。
このようにかけるときには長い間、それこそ20歳代から歯ぎしりや食いしばりといった歯にとってマイナスな力がずっとかかっているときに起こります。
自分の噛む力に歯が負けてしまうことでかけてしまうんですね。
また幼児や高齢者には転倒したり、事故にあったりして歯もかけてしまうことがあります。
転倒や事故に遭われたときは、まず頭を強く打っていないか、骨折や捻挫はないかといったお体を優先していただき、お医者さんにかかっていただくようにお願いします、
大丈夫となったら歯の治療をしてあげるといいと思います。
2 歯がかけるとどうなるの?
かけた歯は象牙質が剥き出しになります。
象牙質はエナメル質よりも柔らかいため、むし歯菌への抵抗力が半減してしまいます。
私たちはかけた部分からむし歯になるなんてことによく遭遇します。
ヒビがもっと中心まで伸びていた場合は歯の神経へのダメージにもなります。
歯が欠けてしまうことは、どうぞむし歯にしてくださいと言っているような状態になります。
日頃、小さなヒビの蓄積が大きな問題へと発展しますのでまずは予防できるといいでしょう。
3 欠けた歯はどうやって治すの?
小さな欠けであれば、コンポジットレジンと言われるプラスチックを詰めてあげる治療が適応になります。
大きく割れてしまうときには、差し歯にする必要が出てきます。
保険適用金属の被せ物では歯ぎしり、食いしばりでは変形してしまいます。
変形すると外れかかっているということは、むし歯になりやすいということです。
治療したはずなのにどんどんと治療することで歯が少なくなってしまいます。
本当にお体を大切にするのであればとりあえず形を元に戻すのではなく体の中で安定した製品を入れることが重要ではないでしょうか?
ちなみに歯を抜くことになる理由:第3位が「欠けた」です。
もし歯が欠けてしまったらと想像してみてください。
自分の体の一部が欠けてしまうことは普通ならありえないですよね?
でも、歯にとってむし歯になって何度も治療をすることや歯周病で揺れてしまうことから欠けてしまう歯を作り出してはいませんか?
巡り巡って欠けてしまう前に、どこかでこの連鎖を断ち切るようにしてみてはいかがでしょうか?
欠けた歯を放置してもいいことはありませんよ