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矯正治療が保険適用になるのは3つのケース!|「うちの子は対象?」を確かめる方法

一デンタルパーク院長の武内です。

9月も半ばになりましたね。今日は気持ちのいい天気になりました。あなたはいかがお過ごしですか?

夏休み明けは、お子さんの歯並びのご相談が増える時期です。
診療室でよく聞かれる質問があります。

「矯正って、保険はきかないんですよね?」

答えは「基本的にはそうです。ただし例外があります」。

今日は、矯正治療が保険の対象になる条件を、日本矯正歯科学会の資料をもとにお伝えします。
あなたのご家族が当てはまるかどうか、確かめる方法もご紹介します。

 

矯正治療は、原則として自費診療です

まず矯正治療における制度の前提からお話しします。

日本矯正歯科学会は、矯正歯科治療は一般的には保険適用外です。
その中で限られた場合には保険診療の対象になると解説があります。

「見た目をきれいにしたい」「デコボコが気になる」という一般的に矯正をする際の理由は、基本的に自費診療です。

一方で、病気や生まれつきの状態が原因でかみ合わせに問題がある場合は、扱いが変わります。

歯並びについて歯科医師に相談する親子のイメージ(矯正治療の保険適用を解説する川越の一デンタルパーク)

保険が適用されるのは3つの場合です

学会が示している条件は、次の3つです。

① 国が定めた疾患が原因のかみ合わせの異常
厚生労働大臣が定める疾患に起因するものです。
500人に一人の割合でおこる唇顎口蓋裂(しんがくこうがいれつ)をはじめ、学会のページには66の疾患が挙げられています。

② 永久歯が3本以上生えてこないことによるかみ合わせの異常
前歯と小臼歯(前から4・5番目の歯)の永久歯のうち、3本以上が骨の中に埋まったまま出てこない状態です。
埋まっている歯を出す必要があるために歯ぐきを開く手術(埋伏歯開窓術)が必要なものに限られます。

③ 手術が必要な顎変形症
上下のあごの骨の大きさや位置のずれが大きく、あごの骨を切るなどの手術が必要な場合です。
手術の前後に行う矯正治療が対象になります。

どれも「歯並びが少し気になる」という段階の話ではありません。
診断のうえで、医療として治療が必要と判断される状態が対象です。

保険の矯正ができるのは、国に届け出た医療機関だけです

条件に当てはまっても、もうひとつ確認が必要です。

保険が適用される矯正治療を行えるのは、施設基準を満たして地方厚生(支)局に届け出た保険医療機関だけです。

届出には2つの種類があります。

① 「矯診」:上の条件①と②の治療を保険で行える医療機関
② 「顎診」:上の条件③の治療を保険で行える医療機関

になります。

そのため大学病院や専門医療機関に限られることが多いです。

歯並びの相談は、早めがおすすめです

保険治療の対象にならない場合でも、相談の時期は大切です。

矯正を始める時期は歯並びやかみ合わせ、年齢によって大きく異なります。
顎の成長へ影響するような場合は、乳歯の時期から治療を始めることもあります。

矯正の治療期間は、成人で1〜3年程度が一般的とされています。
小児期の治療では、顎の成長を見ていく必要があるため、数年に及ぶこともあります。

「始めるかどうか」を決める前に、「今どういう状態か」を知っておくことが大切です。

ご家庭で気にしてほしいサインを3つ挙げます。

① 前歯が重なって生えてきた(叢生・そうせい)
② 下の前歯が、上の前歯より前に出ている(受け口)
③ 奥歯で噛んでも、前歯が閉じない(開咬・かいこう)

どれもテーマパーク8020で、矯正治療の対象になる歯並びとして挙げられています。当てはまったら、一度歯科医院で見てもらいましょう。お子さんの歯の生え変わりが気になる方は小児歯科・マタニティ歯科のページもご覧ください。

矯正中は、むし歯に気をつけましょう!

保険でも自費でも、矯正治療には共通の注意点があります。

テーマパーク8020でも、装置を長く着けるため、むし歯や歯ぐきの炎症が起こる可能性があると説明されています。

① 鏡を見ながら、ゆっくり磨く:装置のまわりは磨き残しが出やすいからです
② 硬いもの・くっつくものを避ける:おせんべいやキャラメルは、装置を壊すことがあります
③ 決まった間隔で通院する:歯を動かしている間は、月1回程度の通院が一般的です

きれいな歯並びになっても、むし歯ができてしまってはもったいないですよね。

一デンタルパークではどのようにしているか?

当院で行っている矯正治療は、自費診療になります。

ただ、ご相談の段階で、保険治療の対象になるのかどうかも含めて確認します。
「永久歯がなかなか生えてこない」「あごのずれが大きい」といった場合は、骨の中の歯やあごの状態を確認してからお伝えします。

保険の条件に当てはまりそうなときは、高次の医療機関へ紹介をしています。
現在がどのような状態なのか診断ができると自費か保険かを決めることができます。

矯正の種類や進め方は矯正歯科のページにまとめています。

川越で歯並びのご相談は

「保険が使えるか分からない」「そもそも矯正が必要なのか知りたい」。そんな段階でも大丈夫です。

一デンタルパーク

  • 所在地:埼玉県川越市(川越駅が最寄りです)
  • お電話:049-257-5979
  • ネット予約:https://www.genifix.jp/kazu-dentalpark-caa/p/login/

お子さんの歯並び、この秋に一度チェックしてみませんか?


監修者プロフィール

武内 一広(たけうち かずひろ)/歯科医師・一デンタルパーク院長(埼玉県川越市)。むし歯・歯周病治療から予防歯科、小児歯科、矯正歯科、口腔外科まで幅広く診療。お子さんの成長に合わせた歯並びの相談を大切にしています。

出典

・矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは|公益社団法人 日本矯正歯科学会
https://www.jos.gr.jp/facility

・矯正歯科|テーマパーク8020(公益社団法人 日本歯科医師会)
https://www.jda.or.jp/park/trouble/index08.html

※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療方針を示すものではありません。症状については歯科医院でご相談ください。