カズデンタルブログ

治療材料についてどれくらい知っていますか?

川越市の歯医者さん、一デンタルパークの武内です。

今日で1月の診療が最終日になります。

そして矯正診療日になります。

小さなお子さんから、また仕事の成果を上げたいと大人の方まで治療に来ていただいています。

 

あなたは歯科治療で銀歯を入れたことがありますか?

保険内の治療は大丈夫ですか?

「歯医者さんで、むし歯や根の治療をして銀歯にしてもらったけど、やっぱり見た目が気になるから白い歯に変えたいな…。」

「かぶせてもらった歯がまたむし歯になった…金属がむし歯になりやすいんじゃないの?」

と思われたことはないでしょうか?

 

これは診療に関わっていく中で、患者様からいただいた実際の声になります。

 

素直に感じたことというのは、思いの外、的を得ていることがあると思っています。
この声もその一つかなと思います。

ここから思うのは、結局はその場その場だけを優先して決断をすることが決してよかったという結果にはならないということです。

 

治療という方法

治療というのは手段であって、治療の目的は、快適な生活を送ってもらうことや、美味しくご飯を食べてもらうことであります。

その目的にどれだけ近づけることができるか、これが1番の腕の見せ所だと思います。

 

治療を成功に導くために

本題に入っていくと、
当院が考える「治療を成功に導くため」に必要な2ヶ条は、

  1. 正確な治療
  2. 経年劣化に強い素材

です。

 

成功させるために考えること

歯科治療は正確な操作が必要です。

私たちの行っている大きな大きなポイントをお話しします。

 

当院では、正確な治療を行うために、しっかりとした土壌づくりを積極的に行っています。
歯科医師として、腕を磨くことは当たり前のことであり、拡大鏡や口腔内スキャナを使用して、正確な治療に努めています。
しかし、それだけでは正確な治療とはなりません。

 

正確な治療とは、あなたの生活が向上する、よくなる治療であると考えています。
治療後に生活の中に溶け込んでいくことで、やっと治療の成果が現れてくると考えています。
決して、形が良いとか色が良いとか表面的な、わかりやすいところにだけ正確な治療という言葉を使うことはあり得ないと思います。

 

治療を成功させるために必要な基礎部分

このことから、少々ご面倒だとは思いますが、歯ブラシの話からしております。
歯科医院にとっては、歯ブラシは共通言語のようなもので、そもそもこれがないと患者さんと話ができないと考えています。
僕にとって日本語が母国語であるように、歯ブラシ(歯ブラシの使い方や特徴)は歯科医院にとっての母国語のようななくてはならないものでもあります。

 

共通言語が出来上がってくることで、治療の成果としては雲泥の差になります。

 

こうやってどなたにも歯ブラシの話から始めているのですが、ここからが非常に大切な内容ですので、しっかりと読んでいただきたいです。

 

治療法について

せっかくここまで共通意識で、お口の中をきれいにすることができたとしても、入れるもの、入れたものがそもそも満足に体を守ってくれないとしたらどうでしょうか?

 

治したと思っても治ってない。
これが昔から歯科医療で起きています。

 

生活が向上するようにと診療を行っていますが、治療があなたの大切な体を守ってくれていますか?

 

金属の歯の是非

日本では、歯に金属を入れます。
むし歯が多くできてた50年前からの名残で今も残っている治療法ですが、ちょっと視点を変えると、歯に刺青を入れているのではないかとさえ思います。

 

歯科医師としての立場でお話をするとき、長持ちする方法を中心にして患者様にご提案をします。もちろん現代では価値観は様々ですので、長持ちが一番ではないこともあるでしょう。

 

しかし、今まで一度でも銀歯が取れたことがあれば自分の体に対しての考えを柔軟に持っていくことが必要です。

 

次に経年劣化についてです。

もう一つのポイントである経年劣化に強い素材とは、同時に体への影響が少ない治療法になります。
熱や変形に強く、変化しにくい素材であれば、使っていくことで大きな問題となることはとても小さくできます。

 

そもそもはお口の中に病気を作らないことが一番優しい治療です。
本来ならこれを突き詰めて、皆さんと一緒にできれば良いのですが、どうしても昔行った治療がダメになり、再治療を必要とすることが多くなってきています。

 

 

お口の中で経年劣化に強い素材はセラミック素材になります。
50年前から変わっていない金属では、だいたいで入れることができるような精度で製作されることが多いです。
しかしこれでは変形や取れるいったことが起きてしまうのは当たり前と言えます。

 

しかしセラミックであれば、形も接着剤も専用のもので装着する必要があり、これが治療の成功に導くための大切なパズルのピースになります。

 

長く使えるものをしっかりと使うことで、結果的に価格も安く、またむし歯ができないお口の中になっていくでしょう。

 

笑顔の女性