カズデンタルブログ

口臭の約8割はお口の中が原因|今からできる「舌のケア」3つの習慣

一デンタルパーク院長の武内です。

毎年、夏になるとこんな声をよく聞くようになります。
「先生、マスクを外す機会が増えて、自分の口のニオイが急に気になりだして…」。
実は、暑い季節は口臭の相談がぐっと増える時期なんです。

これは汗をかいて体の水分が減ることで、お口の中も乾きやすくなるから。
唾液は天然の抗菌物質。これが減ると、ニオイのもとになる細菌が元気になってしまうんですね。

そして意外と見落とされがちなのが「舌」。今日は、口臭対策のカギをにぎる舌のケアについて、一緒に考えてみましょう。清潔感のある洗面台で口腔ケアをする様子(口臭・舌のケアをテーマにした川越の歯科医院のイメージ)

口臭のおよそ8割は「お口の中」が原因

「胃が悪いから口が臭うのでは?」と心配される方も多いのですが、実は口臭のおよそ8割は、お口の中で発生しているといわれています。

その大きな原因のひとつが、舌の表面に白っぽく付く舌苔(ぜったい)です。

舌の表面には「舌乳頭(ぜつにゅうとう)」という細かい突起がたくさんあります。
ここにはがれ落ちた粘膜や食べかす、細菌がたまって白く見えるのが舌苔です。
この細菌がタンパク質を分解するときに、あの独特のイヤなニオイのガスが出るんですね。

つまり、どんなに丁寧に歯を磨いても、舌のケアが抜けていると口臭は残りやすい、というわけです。

その舌みがき、逆効果かもしれません

「じゃあ、舌もゴシゴシ磨けばいいんだ!」

…と思った方、ちょっと待ってください。ここが一番お伝えしたいポイントです。

舌の表面はとてもデリケートで、歯ブラシで力いっぱいこすると、かえって傷つけてしまいます。傷ついた舌は、その部分を守ろうとしてさらに舌苔がつきやすくなる。やりすぎ注意!なんです。

診療室でも「気になって1日に何度もゴシゴシしていました」という方が、実は舌を傷つけていた、というケースは少なくありません。舌のケアは「やさしく」が鉄則です。

今日からできる「舌のケア」3つの習慣

むずかしいことは必要ありません。今日から始められる3つの習慣をご紹介します。

① 朝いちばんに、1日1回だけ
舌苔は寝ている間に一番たまります。ケアするなら、細菌が増えた起きてすぐの朝が効果的。回数は1日1回で十分です。何度もやる必要はありませんよ。

② 専用の「舌ブラシ」をやさしく奥から手前へ
歯ブラシではなく、舌専用のブラシやクリーナーを使いましょう。舌の奥のほうから手前へ、軽くなでるように動かします。理由は、奥から手前にかき出すことで、汚れをのどの方へ広げずに取り除けるから。力は入れず、2〜3回そっとで大丈夫です。

③ 鏡を見て「ピンク色が透ける程度」でストップ
真っ白がゼロになるまで磨く必要はありません。舌のうっすらピンクが透けて見えるくらいになったら、そこでやめましょう。ゴールを決めておくと、やりすぎ防止になります。

唾液を味方につけると、もっとラクになる

舌のケアと合わせて意識したいのが、唾液の力です。唾液にはお口を洗い流し、細菌の増殖を抑えてくれる働きがあります。いわば天然のマウスウォッシュですね。

夏場は特に、こまめな水分補給を。そしてよく噛んで食べること、時々ガムを噛むこともおすすめです。噛む刺激で唾液がしっかり出て、お口の中がうるおいます。

口臭が気になるからといって、口の中の細菌を「ゼロにしよう」とゴシゴシしすぎるより、良いバランスを保つことのほうが、実は近道なんですよ。

日々の口臭ケアは、歯ぐきの健康とも深くつながっています。あわせて予防歯科むし歯・歯周病の治療のページものぞいてみてください。

一デンタルパークではどのようにしているか?

「2週間ほどセルフケアを続けても口臭が気にならなくならない」——そんなときは、歯周病や大きな虫歯など、別の原因がひそんでいることもあります。

当院では、まず口臭が気になる患者さんのお口全体をていねいに拝見して、原因がどこにあるのかを一緒に確認するようにしています。舌のケアだけで解決することもあれば、歯ぐきのケアが必要なこともある。人によって答えはちがうんですね。

「こんなこと相談していいのかな…」と迷う方も多いのですが、口臭のお悩みはとてもデリケートで、大切なこと。恥ずかしがらなくて大丈夫ですよ。安心してご相談ください。

川越で口臭・お口のケアが気になったら

「自分でケアしてもスッキリしない」「一度きちんと診てほしい」という方は、どうぞお気軽にご相談ください。

一デンタルパーク(埼玉県川越市/川越駅)
・ご予約(ネット):https://www.genifix.jp/kazu-dentalpark-caa/p/login/
・お電話:049-257-5979

暑い季節も、さわやかな息で気持ちよく過ごしましょう!

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監修者プロフィール
武内 一広(たけうち かずひろ)/歯科医師・一デンタルパーク院長(埼玉県川越市)。地域のみなさんが安心して通える歯科医療を目指し、予防を大切にした診療を行っています。